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「明日、あいつ結婚するんだって」
 そうつぶやいた男は、私の婚約者。
「そうなんだ。でも海外に留学するって言ってたけど」
「婚姻届出すんだと。式は落ち着いてからあっちでするらしいけど」
「そっか、寂しくなるね」
 そう言いながら、私はどこかで安心する自分に気付いた。
 一番のライバルがついに他の人の伴侶となる。
 彼女の方は眼中にない事ははっきりと分かっているが、やはり好きな男の最愛の人が自分でないのはしんどいものである。
 この人は自分を選んでくれたけど、やはりあの人から離れられなかった。
 これで吹っ切れてくれるだろうか。

負けないくらい想ってたのに


(彼女に勝つことは遂に出来なかった)

追う男、それを追う女
追われる女は振り向かない
振り向くことを知ったとき
追う女しかいない事に気づく時


2010/04/01

title:確かに恋だった

  /  Novel