「ああ、今日もダメだったぁ」
「連続15回、記録更新おめでとう」
「めでたくない!…慰めてくれたっていいじゃんか、トモ。というか、慰めてくれ」
「15回も失敗してるやつへの慰めの言葉は3回目で尽きた」
「早!冷た!ひっどーい」
「ヒロ…うざい。うるさい。鬱陶しい。」
「笑顔で名前呼んだ後のその言葉は、博和くんの傷を更にえぐりましたよ巴人さん」
「それはよかったな。これでお前は更にマゾヒストへの道が開けたな」
「そんな道開きませんから!開いてませんから!!」
「着実に開いてるだろ。報われない気持ちに突き進んで傷つくなんて」
「報われてなくない。今日は笑ってくれた」
「良かったな。でも、やぱり相手にしてもらえなかったんだろ?」
「それは…そーだけどさぁ!!」
「ほんと、お前は物好きだよ」
「お前に言われたくない」
「あ゛?なんかほざいたのはこの口か?」
「いひゃい、いひゃい」
なんて無謀な恋をする人
(結局俺ら2人、一筋縄ではいかない人に恋をしているわけですね)
(お前と一緒にするな)
2010/02/08
title:確かに恋だった
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