力を使うごとに思い出されていく“昔”の記憶

それに耐え切れず壊れ始めてゆくこの体

この星は以前のように強い体を作れなくなってしまった


星の崩壊が近いから


そんな体が女神の力に耐えられるはずもなく

二十歳まで生きられるか

そんな儚い命ならば、誰に何を言われようとも、私はあの人の元に行く




可哀想なあの人の元へ




命が消えかけたあの人の元へ。



  Novel