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 ガラスの向こうに住む彼女に、恋をしたのは何時だろう
 初めは偶然
 後は必然
 彼女に会いに行った

 会いに行くと、彼女は笑顔で迎えてくれた
 だから分からなかった
 彼女が抱える問題を
 だから気付けなかった
 彼女が抱えている気持ちに

 いや、彼女が悪いわけじゃない
 彼女の変化を見つけなかった自分が悪い

 ある日初めて彼女がガラス越しでなく、直接会いたいと告げてきた
 このガラスは彼女を守る防壁
 何故彼女がここにいるのか、知っていたから
 彼女の願いを叶えてしまえば、後戻りは出来ない
 怖かった
 願いを叶えた後の絶望が
 それでも、彼女の望みを叶えたい
 だから…

触れた手のひら、離れる瞬間が別れだと知っていたけど

 願いを叶えた次の日
 会いに行った彼女は静かに目を閉じていた
 彼女は今もたくさんの機械に囲まれ、生きている
 彼女は他の人間を生かすために、生きている
 僕が、彼女に触れる事が出来てしまったせいで
 彼女の道が決まってしまった

title:確かに恋だった

2010/04/01
 その日は季節は春のはずなのに、とても日差しが強く暑い日だった。


 そんな暑い気温の中、私は一人、公園へ涼みに来ていた。夏になるまで冷房は使わない、という我が家の決まりの為、家に居たら熱で頭が沸騰してしまう。
 ここに来るまでの途中で大好きなアイスを買い、木陰にあるベンチで堪能する。
 ああ、甘くて、冷たくて。
 生き返るなぁと、休みなのに人がほとんどいない公園で、一人。


 アイスを半分食べたころ、私の視界に2人の人物が飛び込んできた。

 ああ、だから。

 アイスを食べる事を中断してしまうが、暑い気温でどんどんアイスは溶けていく。
 好物が溶けて食べれなくなっているのにも気付かず、私は唯見つめていた。
 2人は私に気付くことなく、離れていく。
 彼らが見えなくなる頃、いつの間にか身体の脇に下がっていた手から、アイスが地面へ。
 ああ、やってしまった。
 落ちて食べれなくなったアイスを見るが、何時もなら感じる悔しい気持ちが湧いてこなかった。
 そんなにショックだったのかと、自分に笑ってしまった。
 新しいものを買うお金なんて持ってきてない。
 手持無沙汰になってしまったが、家に帰る気力もなければ、あの暑い空間に帰りたくもない。
 つまるところ、落ち込んでいる自分の体力は当分戻らないだろう。回復アイテムは今や小さいアリの餌となり下がっている。
 
もうこの唇に触れるものはない
title:確かに恋だった
声を大にして叫べ、歌え、語れ   誰かの耳に届くだろう

その時までは辛くとも

止めなければ、誰かに届く   あなたの心が、誰かに届く
それは真実だ 
  そう思う人にとって、それが真実。

 それは誤りだ
  そう言う人にとって、それは誤り。


 結局は自分自身しだいなのだ、世の中というモノは。
 どんな理由があれ、人が人を殺すのは同族殺しの罪。

 己の身が危うくとも、私たちはその罪を背負うことはしない。

 それが我らの誇りであり、誓いである。



 我らが主との、誓い。
あの雲のようだと思った。
追いかけても追いかけても、近づけない。

その雲を恋い焦がれながらも、わたしは手を伸ばしはしない。


自分の手の届かない場所にあるモノを手に入れようとする、ユウキというものが無いのだろう。

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